令和7.11.17 第1576回例会

木村会長挨拶

ここ最近も印象に残るニュースが続きました。メジャーリーグのワールドシリーズでは、ＭＶＰの大谷選手をはじめ、日本人選手が堂々たる活躍を見せてくれました。トップレベルの選手たちの姿勢から学べるのは、やはり地道な努力と仲間との連携の大切さだと思います。私たちのクラブ活動にも重なるところがあると感じます。そして今日のように、米山奨学生の李さんや、オリバー君のご家族をお迎えできるのは、ロータリーの魅力のひとつである、国際交流の楽しさそのものだと思います。視野が広がるとクラブの雰囲気も自然と前向きになると思います。それでは本日も、どうぞよろしくお願いいたします。

卓話：「中国の一人っ子政策と戸籍制度について」

中能登まほろばＲＣ米山奨学生　李　凱さん

中国における一人っ子政策は、人口抑制のために1979年から実施され、1980年頃に本格化しましたが、2015年に廃止されました。この政策は人口増加を抑制した一方で、急速な少子高齢化、労働力人口の減少、男女比の不均衡などの多くの副作用をもたらしました。その後、政策は段階的に緩和され、2016年には二人目の子供が認められ、2021年には三人目まで出産が認められるようになりました。戸籍制度は1958年に制定されました。この制度により社会保障や教育、雇用などにおいて大きな格差が生じたことから、戸籍制度の改革が進められており、近代化した制度になりつつありますが、まだ不平等な制度のまま運用されています。農村部の人たちの不平等は未だ続いており約四億人の人たちが国内での都市部への移住を、求めて流動人口と呼ばれている現状です。これらの問題を、解決できる様に研究を続けて行きたいと思います。ロータリーの奨学生として研究や、色々な出会い、経験をさせていただけている事に本当に感謝申し上げます。ありがとうございました。

オリバー君のお母さん、お姉さんが例会に出席されました。

交換学生として日本で頑張っているオリバー君の姿を見てとっても喜んでいました。

残り２ヶ月間の日本での生活を満喫してくださいね！